なみのりいるかの夢

しばらくは雑記です。

映画 「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」

映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」を観てきました。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に【映画】

 

丁寧に大切にそれぞれの想いと仕草と感情が描かれていました。あの時代の人々の生活がすぐ隣にある様な臨場感がある中に、掌からこぼれ落ちていく命の切なさがあります。さらに今回はここからも生きて暮らしていくのだと言う描写もあり、心がざわつきました。

リンさんとすずさんと周作さんの細かな話が当時の普通の女性と男性との立場や心情やあれやこれやで追加されていて、観れて良かったです。周作さんは普通の人なのですよね。純情で朴訥で、でも精一杯すずさんと生きているんですよ。すずさんも訳が分からないうちに嫁に来て、それでも頑張って淡い気持ちから好きになって、嫉妬する迄思って、喧嘩するまで愛する間になるのですよ。リンさんは辛いです。それでもいくつかは幸せな思い出があってくれたと想いたいです。

戦争映画として観るのか、当時の生活を観るのか、男女の仲の話として観るのかと、それぞれあると思いますが、最後の最後まで観て下さい。

 

 

この世界の片隅に

この世界の片隅に

  • 発売日: 2017/04/26
  • メディア: Prime Video