なみのりいるかの夢

しばらくは雑記です。

「螺旋じかけの海」永田礼路

遺伝子操作が普通にあり、動物の遺伝子が人に発現する世界、15%以上発現すると人としては見られなくなる世界のお話。

鳥や鰐、羊やイルカ の遺伝子を持った人達が出てきます。人とは何か、人としての幸せは何か考えさせられます。

最後の鯨の話は良かった。「死んだら海の底の都になる」と鯨骨生物群集の話につながって、だからあまり悲しくないって言うのがとても良かった。

久しぶりなSFは何度も読み返したくなる良作でした。

 

螺旋じかけの海(5)

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螺旋じかけの海(4)

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螺旋じかけの海(3)

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