なみのりいるかの夢

しばらくは雑記です。

映画 「Red」 原作 島本理生

原作とラストが違うと言う「Red」を観てきました。

Red | 大ヒット公開中!

原作のラストが好きな方も、あのとき選ばなかった世界のお話と見れば納得いくことでしょう。

 

色々映画の長さにする為の変更はあるものの、鞍田さんと塔子と小鷹さんの絡みが映像になると破壊力あります。あとキスがエロいです。取れない口紅が欲しくなるぐらいエロいです。車での手の絡みも良かった。

鞍田さんの部屋は、何も無い捨て去った中に照明が良いアクセントになっています。捨てたの言葉の重みが違います。そして、行き違う想いと重なる想いと最後の時間があの部屋で積み重なっていったのですね。

最後の塔子の選択は筋の通った意地と言うか想いがあって、私は好きです。パートナーと観て感想を話し合うのも良いと思います。他の人の感想が知りたい!

 

個人的に「Red」は昼ドラ向きだと思っていたので、映画で短くまとまってしまったのは残念かな。天婦羅食べるシーンとか、2人で美味しく楽しく食べるシーンがもっと欲しかった。島本理生先生の作品は美味しい食べ物が出てくるシーンで情景を表しているところもあるので、やっぱりほとんど出てこないのは残念だった。それでも大切な所はしっかり押さえてあるので、映画を見てから原作でも、原作から映画でも、どちらでも楽しめる作品になっていると思います。

 

Red (中公文庫)

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  • 作者:島本理生
  • 発売日: 2017/10/27
  • メディア: Kindle版