なみのりいるかの夢

しばらくは雑記です。

海 海洋情報資料館 海上保安庁

2017年9月22日、お台場テレコムセンターにある海洋情報資料館で西之島の測量などについての展示が期間限定であると言うので見てまいりました。

すごかったです!

注意し撮影は許可を頂きました。以下の写真は全て海洋情報資料館の展示資料となりますのでご注意下さいませ。

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測量の方法から、水深の決め方や、測量した船の模型も展示されていました。

そして!なんと西之島の溶岩の展示もあるのです。現在一般人の上陸は不可ですので、見る機会はここしかありません。

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さらに火山灰のサンプルまで!

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さらに島の面積が広くなっているそうなので、今後の変化が楽しみです。生きているうちに海底からの噴火で島が出来るのを見る事が出来るなんて幸せですね。

 

海洋情報資料館には常設の海図や海についての展示もあります。

BAY OF YEDO はペリー提督が来日した時に測量したデータを元にアメリカで出版された海図です。江戸幕府は鎖国をしていた為に、詳細な海図が一部の地域を除いて無い状態でしたので、初めての海図は海外出版となります。

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東京湾では無くて江戸なのですよね。

さて、明治になり銅板で柳楢悦が各地の海図を作成します。明治5年国発の海図、陸中國釜石港之圖を刊行します。

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こちらの数字はメートル単位ではありません。

 

さらに明治26年の東京海湾の石版の展示もあるのですが、この大理石の海図はここにしか資料の無い貴重なものです。銅板から石版、亜鉛版へ印刷が移行する歴史的資料でもあります。

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世界全図も展示があるのですが、安政3年(1856年)ドイツ作成で日本が中心にある珍しい地図です。

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 西之島以外の展示は普段も見学できますので、気になった方は是非。

 

お土産に頂いた日本近海の3D地図は新江ノ島水族館で展示のある地図です。

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