なみのりいるかの夢

しばらくは雑記です。

特別展 team KUROSHIOと潜る深海2017

2017年9月8日、team KUROSHIOさんのTwitter&Instagram企画に当選しまして、深海2017をteam KUROSHIOさんの解説付きで潜ってまいりました。

Team KUROSHIO を応援しよう!

学術系クラウドファンディングで気になっていた日本近海の海底地図を描く方々の企画です。

無人探査ロボットで東京ドーム1万個分の海底地図を描きたい!

クラウドファンディング自体は現在締め切られており、今まさに、海底探査コンペティション中です!

 

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18時〜20時の2時間色々なお話を聞かせて頂きました。JAMSTECの藤森先生ありがとうございました。

 

しんかい6500は世界最深部10,920mまで潜っても大丈夫な設計であるそうなのですが、実際には日本の安全規格的に13,200mまで壊れない様に作られているとか!後程お話があったのですが、日本近海はアメリカやヨーロッパ近海に比べ大変深いそうなのです。その為、他国よりも頑丈で深く潜れる探査船が必要なのです。

 

深海生物で面白かったのは、体が脆かったり柔らかい生物が多い為、採集が困難な事が多く鮮明な映像とDNAなどで種を固定しているお話です。先ずは潜り、どんな生物がいるか確認して、壊れやすい生物はスラープガンなどで吸い採るのだそうです。泥の中にも多様な生物がいたり、ヨコエビのサイズが捕食者の数で変わっている事や、化学合成生態系など興味深いお話でした。

 

しんかい6500のパイロットの方からもお話が聞く事が出来ました。深海中だと地震が来ても揺れない事や、震災の断層を確認した事や、赤い光のポインターをスケールとして表示していたり、断層の新しい断面に微生物の白い層が見えた事など教えて頂きました。

 

世界を相手にコンペティション中のteam KUROSHIO。現在の機材が10セットあれば、およそ10年程で日本近海の地図が完成するそうです。そのうちGoogleマップの様に海底を見る事が出来るかもしれませんね。コンペティションの成功を応援しています!

 

最後に深海女子の中の人からダイオウイカのイヤリングを頂きました。可愛い💕ありがとうございます!

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