なみのりいるかの夢

しばらくは雑記です。

小説 太陽の簒奪者 野尻 抱介

先日観た映画「メッセージ」から国産SFのファーストコンタクト物が読みたくて、周りの方に色々と聞いて回っておりました。その中でお薦め頂いた「太陽の簒奪者」を読んでみました。

太陽の簒奪者

プロローグからちゃんと日本です。観察をして記録する事の大切さがここにあります。

 

こちらの小説もメッセージと同じく女性が主人公です。彼女の生きた道が異星人との交流の道となります。

「恐れを捨てて 、彼らと出会う日を想像してください 。彼らの歌を聴き 、詩を語る日が来ることを。」

このセリフにとても共感してしまうのは、日本人だからなのか、女性だからなのかを考えはじめると時間があっという間に立ってしまいます。

相手に意思はあるのか、言葉はあるのか、思考することができるのか、会話が成立するのかと言う疑問をクリアしての交流、そして導き出された結果。とても読み応えがありました。彼女の生きた道を是非読んでみて下さい。