なみのりいるかの夢

しばらくは雑記です。

小説

小説「星のように離れて雨のように散った」島本理生

星のように離れて雨のように散った 作者:島本 理生 文藝春秋 Amazon 燃えるような恋ではなく、微かな違和感から関係を見直し、自分を取り戻していく、緩やかな恋のお話でした。 「相手の意に沿わなければ、その相手を否定したことになると思っていたことだ」…

小説 「Red」 島本理生

2020年2月21日に映画公開が決定した、島本理生先生の小説「Red」を再読しました。 Red (中公文庫) 作者: 島本理生 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/09/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 優しい夫と可愛い娘、手伝ってくれる義母の…

小説 「夜 は お し ま い」 島本理生

Redの映画公開が来年に決まった島本理生さんの新刊「夜 は お し ま い」をやっと読むことが出来ました。 帯にある「性とお金と嘘と愛に塗れたこの世界を、私たちは生きている」が全てでした。 4つの短編はそれぞれ違う女性の性や愛に傷付き傷付ける話でもあ…

小説 「ソラリス」 スタニスワフ・レム

Twitterでペンギン・ハイウェイの感想を検索してると時々出てきた「ソラリス」スタニスワフ・レムを読みました。 すごいゴリゴリのSFでした!2015年の新訳なので読みやすく、一気に読んでしまいました。読み終わった後の余韻が良いです。解説などもついて、…

小説 「ペンギン・ハイウェイ」 森見登美彦

映画の公開も始まった森見登美彦さんの「ペンギン・ハイウェイ」は少年とお姉さんの不思議なお話です。 ペンギン・ハイウェイ (角川文庫) 作者: 森見登美彦,くまおり純 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2012/11/22 メディア:…

島本理生さんの小説の美味しい物達 その2

島本理生さんの「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」から色々なご飯を食べるシーンを、椎名さんと知世ちゃんの食べていた物を中心にまとめてみました。 その2です。 海鮮居酒屋の蟹の甲羅焼きビール 女子会と言うより何時もの飲み会な海鮮居酒屋のシ…

小説 臨機巧緻のディープ・ブルー 小林一水

国産SFのファーストコンタクト物を探しています!という事で、色々な方に聞いて回りお薦め頂いております。 臨機巧緻のディープ・ブルー 小林一水 こちらもTwitterのフォロワーさんより、ファーストコンタクト物でお薦め頂いた国産SFです。 海洋生物好きには…

島本理生さんの小説の美味しい物達 その1

島本理生さんの小説には美味しいご飯やお酒が沢山出てきます。そんな美味しいご飯をまとめてみました。 今回は「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」から、多くなったのでその1です。色々印象的なシーンとご飯を食べるシーンが重なって、美味しそうで…

小説 太陽の簒奪者 野尻 抱介

先日観た映画「メッセージ」から国産SFのファーストコンタクト物が読みたくて、周りの方に色々と聞いて回っておりました。その中でお薦め頂いた「太陽の簒奪者」を読んでみました。 太陽の簒奪者 プロローグからちゃんと日本です。観察をして記録する事の大…

小説 大きな熊が来る前に、おやすみ。 島本理生

表題とあと二つの短編が載っています。どれも恋する女性のお話。 先日、島本理生さんの新刊のお話をした時に、フォロワーさんの好きな作品をお聞きして、気になって読み直してみました。 大きな熊が来る前に、おやすみ。 夜、寝れない2人、色々あってと言う…

小説 わたしたちは銀のフォークと薬を手にして 島本理生

2017年秋に映画「ナラタージュ」の公開が予定されている島本理生さんの新刊「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」が6月10日発売されました。 この小説の表紙の唇はそれぞれの登場人物をイメージした花で形作られています。そして、帯に登場人物4人のセ…